二丁目に転がる覚え書

語感の良さと ちょっとの思想

音楽の聴き方 〜Kikikata of the ONGAKU〜 その1

音楽が好きだ。

おそらく皆さんも同じだろう。

ノリの良いビートが流れると、自然と身体が動いてしまうし、心地良いメロデーがそよいでくると、自然とイってしまう。

音楽を聴いて感動しないヤツなんか、頭ん中ハッピーセットかよ。

 

しかし、楽器やらバンドをやるヤツら(自分含め)が歳を取ると、だんだんと音楽に対して評論家っぽくなってきていかん。

 

やれ、ベースの音がどうとか、録音の仕方がどうとか、ミックスやマスタリングに愛がないとか、ドラムが少し早いとか、ボーカルの声があぁだ、コーラスがいぃだ。

そんで、あの曲のこの部分のパクリだとか、80’sのオマージュだとか。

さらには、ジャケットがちょっとなぁ…とか、コンセプトがなぁ…とか、事務所の売り出し方がアレだから…などと言い始めたり、しまいにゃ、“ギターのヤツの女グセが悪い”とか、“ボーカルの身長が低い”とか、音楽に関係ないとこでベラベラ語り始めよる。

 

知識や経験や情報が邪魔して、純粋に音楽が楽しめなくなってくるんである。

 

 小学5年生、ミンミンゼミが鳴きまくる歩道。同級生とプールから帰ってくる途中、アスファルトの木陰にエロ本を見つける。適当な理由をつけて正隆くんと別れ、辺りを見回し、サッカー日本代表でも身につけていないような慎重さと大胆さで“ソレ”をすくい上げ、家でコッソリ中身を開いたあの夏休み〜1993〜

 

…みたいな感動とトキメキが、音楽に対してなくなってくるんである。

おわかりか? 

なんか、こう、変に玄人っぽくなってくると、新しい音楽を聴いても

 

「あー、こういうやつね、はいはいはい」 

 

と、自分の中にある、今まで培ってきた何かのジャンルに当てはめて安心しようとするんだな。“ワカッテますよ”みたいな。

 

 

まるで熟年夫婦の交尾中のような落ち着き払った横顔で。

 


もっと、こう…貪欲だっただろ!?俺ら!

 

どんな形してるんだろう…、どのくらいの柔らかさかな…北海道チーズ蒸しパンくらいか?…とか。入れたらどんな感じなんだろ…コンニャクと同じなの…?とか、

 

夢があっただろ?

 

いつのまにか、どうせチン子の先から精子以外のものが飛び出してくるわけないんだから、行き着く先は皆同じよ。。。なんて、達観しちまうんだ。

 

などと熱く書き走っていたら、本題に入る前に妙に文章が長くなってしまった。

続きは次回。

 

次回は、音楽との関わり方について

 

本当の音楽…知ってるぜ…系

(別名:マンダム)


あの人、本当は良い人なの…系

(別名:ヒモ)

 

 について説明しようと思う。

それでは!